お店やネットでカメラを探していると「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」「1型」「1/2.3型」というワードよく目にします。これらは全てセンサーサイズを表した言葉です。カメラ初心者の方は特に聞き馴染みのない言葉だと思います。そんな「センサーサイズ」についてなるべく簡単にわかりやすく解説をしてみました。
センサーサイズとは
センサーサイズとはカメラ本体に内蔵されているイメージセンサーの大きさのことです。
センサーサイズは大きさごとに名前がついています。一般的によく使われるものとして、大き方から順に「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」「1型」「1/2.3型」というセンサーサイズがあります。
カメラの種類によって使用するセンサーサイズが異なり、一般的にはセンサーサイズが大きい方が高性能、高価格になる傾向があります。
下表にカメラ初心者〜中級者の方が使うカメラで使用される一般的なセンサーサイズをまとめてみました。
センサーサイズ | 一般的に対応しているカメラ |
---|---|
フルサイズ | ミラーレス一眼カメラ |
APS-C | ミラーレス一眼カメラ コンパクトデジタルカメラ |
マイクロフォーサーズ | ミラーレス一眼カメラ コンパクトデジタルカメラ |
1型 | コンパクトデジタルカメラ |
1/2.3型 | コンパクトデジタルカメラ アクションカメラ スマートフォン |
センサーサイズで変わる5つのこと
1.画角
センサーサイズが変わると同じ焦点距離のレンズでも画角が変わります。焦点距離というのは画角(写る範囲)を決める値で、24mm、35mm、50mm、70mmなど様々な焦点距離のレンズがあります。
下イメージ図はフルサイズとAPS-Cのカメラで焦点距離が16mmのレンズを使用した場合の画角の違いを表しています。フルサイズの方がAPS-Cに比べてより広範囲を写すことができます。
2.暗所性能
暗所性能とは暗い場所での撮影能力のことです。
星空、夜の街並み、暗い部屋等で撮影する場合に重要なポイントです。基本的にセンサーサイズが大きいほど暗所性能が良くなり、暗い場所で撮影をしてもノイズが発生しにくくなります。逆にセンサーサイズが小さいほど仕上がった写真にノイズが発生しやすくなってしまいます。
理由は大きいセンサーの方が光を受ける面積が広いので、暗い場所(光の少ない場所)でもより多くの光をセンサーで受けることができるからです。
3.ボケ
撮影時の画角が同じである場合、センサーサイズが大きいカメラの方が背景をボケさせることができます。
4.サイズ・重さ
基本的にはセンサーサイズが大きいカメラの方がサイズが大きく、重さも重くなります。
カメラの仕様・性能によってはセンサーサイズが小さいものでもサイズが大きく重くなるものもあるので一概には言えません。
5.価格
基本的にセンサーサイズが大きいカメラほど高価になります。メーカー、発売時期、仕様・性能によってセンサーサイズが大きいものと小さいもので値段が逆転しているものもありますが、一般的にはセンサーサイズが大きくなるほど値段が高くなります。
まとめ
最後にまとめです。
上記5つのポイントを参考に予算、性能を踏まえて自分に合ったセンサーサイズのカメラを選びましょう。
カメラを始める段階でゆくゆくは専門的な撮影をしたい等の願望がある人は最初からフルサイズのセンサーを搭載したカメラを買うのをおすすめします。
以上、センサーサイズについての解説でした。
素敵なカメラライフを!
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